闘病と職業選択 病苦との付き合い方について

ネフローゼ

こんにちは^^

私は【膵胆管合流異常】と【ネフローゼ】により、
16歳~20歳までに合計6~8回程、入退院を繰り返してきました。
その度重なる入退院の中で、考えが変わっていきました。

今一生治らない病気『ネフローゼ』と生きる中で、上手く病苦と付き合えるようになったのには、今の仕事が大きく関係しています。

病気の治療 繰り返した入退院

2012年頃

先天性の『膵胆管合流異常』という病気の手術のため、数回に渡り入院。
(先に「虫垂炎」という誤診もあった為、余計入院の数が増えた)

膵胆管合流異常

この病気は絶対に手術が必要と言われる病気ですが、
最初の病院では「虫垂炎」という誤診により、2週間程入院治療。
実際には、長引く膵炎の影響で、虫垂炎が引き起こされていたことも事実でしたが、体全体の不調の原因ではないため、ほとんど良くならず。

大学病院で正しい診断が下るまでは、ただひたすら嘔吐…腹痛…
正しい診断が出たのは、ゴルフの練習中に気を失って倒れて緊急搬送された時でした。

正しい診断後、私は部活のインターハイを控えていたため、
手術はワガママを言って半年近く延期にしてもらっていました。

ただ、脂質を摂りすぎてしまうと膵炎を起こし、
点滴を打たないと腹部・背部の激痛が起こってしまうため、度々救急車で緊急搬送。
(完全に迷惑なやつですね…)

半年間に3~5回程短期入院を繰り返した後、手術&1ヵ月の入院治療を行いました。

ネフローゼで入院した時はもう18歳以上だったので、大人と同じ病室でしたが
膵胆管合流異常の時は、18歳未満のため、小児病棟に入院していました。

高校生だった当時の私が、5歳6歳の子たちと同室はなかなか辛いものでした。

・食事制限をまもらず、お菓子を食べる
・そしてお菓子を食べて具合が悪くなる
・同室の子供同士で喧嘩する、騒ぐ
・夜中までテレビをつけて寝ない(看護師さんに怒られる)

というような行動をとる子ばかり…

当時の私は、開腹手術をした2日目からこのような病室だったため、
寝れないしうるさいし、、、毎日イライラ

今なら「この子たちも辛い病気と、自分なりに闘っているんだな」と
想ってあげることが出来るのに…

でも当時はそれが出来ず、話しかけられても、全く優しくできないどころか
あろうことか、睨んで無視したりしていました。

私よりずっと小さい子たち。
でもその時は自分でトイレに行けない私の方が
私の中では「大変」で「可哀想」だったのです。

そして病室の看護師さんたちにも、常にイライラ
なんでもっと思いっきり叱らないんだ!こっちはこんなに辛いのに!
そう思っていました。

膵胆管合流異常での退院 ネフローゼでの入院

その後、イライラしながらもリハビリにより、なんとか無事退院。

でもその約2年後、また同じ病院に違う病気(ネフローゼ症候群)でリターン。
ネフローゼは以前の開腹手術後の入院と違って、正直『元気な入院』でした。

この時初めて、自分が動き回れる身体なのに、安静にしなくてはいけない事が
どれだけ辛いか分かりました。

高校生の時、もっと子供たちに優しくできれば良かったな…
大学病院の看護師さんたちってこんな大変なんだ…

思うように、分かるようになってきました。

その時ふと「何かこの経験を活かせないか」「自分に出来ることは何か」と思い、
文系学生だから医療従事者にはなれないけど、医療に関係する仕事な…と考えるようになりました。

”こんな経験があるからこそ、医療に関係するすべての人の役に立つこと”

そんな仕事をしたいと思うようになりました。

患者さん・お医者さん・看護師さん・患者さんの家族…
たくさんの人が医療機関に携わっています。

命が生まれたり、消えてしまったりする場所だからこそ、
その周りにいる人たちはとても消耗していってしまうのです。

そして色々考えた結果、自分が病院で入退院した時に
感じたこと・考えたこと・経験したこと・医療従事者の皆さんに救われたことを活かしたい!
その思いから、
医療関係のマスコミや非営利団体、医療機器や医療食品メーカーを目指し、就活に挑みました。

希望の職業に就職!その後

幸いなことに、就活を始めてすぐに心に決めた”第一志望の会社”に入社することが出来ました。

面接で体の事も聞かれましたが、私の話をじっくり聞いて受け入れてくれました。

入社から今年の春で3年。
1年目は本当に大変で、メンタルが不安定だった事もあり、
先輩と揉めて会社で泣くこともありました(笑)

恐ろしい…

3年経ち、会社を辞めていく同期や、
「もう頑張れない」「楽しくない」「大変」「辛い」と愚痴をこぼしてばかりの同期も…
私も月曜日は辛いですし、金曜日は「ヤッター!休みだー!」となりますが
それ以上になんだかんだ仕事は楽しいですし、
自分で言うのもアレですが、結構頑張れていると思います。

なぜこんなにやりがいがあるか?楽しいか?と聞かれると

散々病気していた自分が、医療業界の役に立っている!

と思うと、すごく嬉しいですし、頑張って辛い服薬や治療に耐えた甲斐があります。

仕事をしていると、結局患者さんのためになることをしているのに
実際患者さんにお礼を言われるのは直接向かい合ってる医者・看護師だけ

でもその陰には
薬を開発した人・売った人
CTを作った人・保守点検してる人・売った人、
メディカルカルテを作った人、
病院を運営している人…

たくさんの人によって病院が回っています。
でもそんな影の仕事の人たちは、日々お礼を言われることはなかなかありません。

私の仕事もそんなお礼を言われない影の仕事です。
だからツライという人がたくさんいます。

でも、私の場合、そんな影の仕事でも実際の医療現場を実体験に基づき、見て来たので
どれだけ助かる人がいるのか知っていますし、はっきりとイメージできます。

この仕事を始めて、私はやっと病気と前向きに付き合えるようになりました。
持病があるからこそ、頑張れる仕事を見つけられました。

むしろ、病気になって良かったかも??
とすら思うようになりました。(すごいポジティブ笑)

ネフローゼ治療のためのステロイド服薬を辞めて、
ステロイドうつがすぐに治るだろうと思っていたものの、
うつ状態は大学卒業までずっと続きました

友達と遊んでも楽しくない・本や映画を集中して観れない…
カウンセリングのたびにほんの少し軽くなっても、翌日には暗い気持ち。

体重もひどい時には38Kgまで減り、多い時には53Kgまで増えました。
(2~3年間で15キロの増減を繰り返していた)

そんな私が、仕事を始めて2年経った頃から精神状態が安定するようになったのです。

病気になったことを良い方向に考えられるようになったのが1番大きかったです。

病苦との付き合い方は人それぞれ。心の安定の仕方も人それぞれ。

恋人や家族、友人に支えられて前を向ける人もいれば、
私のように友人や家族のサポートがあっても前を向けない人もいます。

仕事のおかげで病苦を乗り越えられた…
というパターンは珍しい方かもしれませんが、病苦と闘う人のためになれば・・・

と思い、書きました🐾

仕事をキッカケに、前を向ける人もいますよー(*‘ω‘ *)!

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